フッ素塗布で歯を強くしよう！｜あきみつ歯科

フッ素塗布で歯を強くしよう！

堺市堺区一条通にある「あきみつ歯科」院長の林です。

こどもの患者さんの保護者の方に、「「フッ素を歯に塗るとむし歯予防になる」と言われているけど、フッ素を歯に塗ることがどのようにむし歯予防に繋がるのか？」との質問を受けました。

むし歯になる原因は、下の図のように大きく分けて４つあり、それが重なることでむし歯になります。

①歯の強さ：歯の質が弱いと、むし歯になりやすくなります。

②砂糖：むし歯の原因菌が砂糖を取り込み、口の中を酸性にして歯を溶かします。

③細菌：お口の中にむし歯の原因菌が多くいると、むし歯になりやすくなります。

④時間：むし歯の原因菌と砂糖が一緒になっている時間が長いと、むし歯になりやすくなります。

歯にフッ素塗布をすると、「①歯の強さ」を強くすることができ、むし歯予防に効果的です。

また、フッ素は幼少期の早い段階で塗布することにより、将来的に虫歯を減らしたり、歯を失うリスクを減らすことができます。

【フッ素の塗布の方法】

①歯科医院で塗布：定期検診などで高濃度のフッ素（上の写真）を塗布する

②自宅での歯磨き：フッ素入り歯磨き剤やうがい薬（上の写真）などの低濃度のフッ素を毎日使用する

両方組み合わせることでさらにむし歯予防効果はアップします。

ただ、フッ素塗布はあくまでも「①歯の強さ」を強くすることが主な目的です。残りの「②砂糖」「③細菌」「④時間」といった他の原因に注意しないとむし歯になってしまいますので、フッ素塗布を過信しすぎないよう注意してください。

むし歯を予防するには、歯が溶ける「脱灰」をいかに防ぎ、歯を修復する「再石灰化」を促進することが重要です。

そのバランスが崩れないように、歯科医院での定期健診と毎日のオーラルケアを大切にしましょう。

あきみつ歯科では小児のむし歯予防にも力を入れております。こども向けの歯磨き指導やフッ素塗布なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。