訪問診療
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訪問診療
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訪問歯科診療とは、通院が困難な方が居宅や施設で歯科診療が受けられるものです。高齢者の多くは歯科的な問題を抱えているにも関わらず、外来での歯科受診は70~74歳をピークに、その後急速に減少する実態がありました。歯科治療をはじめとする口腔機能の維持管理は、食べるという機能ばかりでなく、生きる力や生活の質の向上に寄与することが明らかになってきました。身近なかかりつけの歯科医などに相談し、外来受診が困難な場合であっても治療をあきらめないことが重要です。
保険で訪問診療を行えるエリアは、訪問診療をおこなう歯科医院から半径16km以内と決められています。
当院の訪問診療を行ったことのある地域は、堺市全域および高石市全域です。
(その他の地域の方もお気軽に
ご相談ください)
2022年3月(開院)~2023年3月 | 172回 |
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2023年4月~2024年3月 | 543回 |
2024年4月~2024年10月末時点 | 377回 |
むし歯を削ることから、被せ物・詰め物の装着まで、院内で行うむし歯治療とほとんど変わらないレベルの治療をご提供しています。
付着した歯垢・歯石、歯周ポケットの奥の歯磨きだけでは落としきれない汚れを、専用器具によりきれいにし、歯周病を治療・予防します。
義歯(入れ歯)の調整、修理はもちろん、新しく義歯を作製することもできますので、お気軽にご相談ください。
摂食嚥下障害(食事中にむせる、飲み込みづらいなど)は、誤嚥性肺炎に繋がることもあります。
嚥下機能訓練や食事に関するアドバイスにより、ご自分のお口で楽しく安全に食事できるようサポートをします。
あきみつ歯科の訪問診療では『摂食嚥下障害』にも対応いたします。
専用の検査機器で摂食嚥下障害を診断、食事指導や訓練により誤嚥性肺炎などを予防し、お食事をこれからも楽しんで頂くための医療をご提供いたします。
飲み込みにくい、むせる、体重が減ってきたなどの症状がある場合、その原因の一つとして摂食嚥下障害が疑われます。摂食嚥下障害とは、食べ物をお口から胃へスムーズに送り込むことができない障害です。その他に、食べ物の存在を認識できなかったり、その匂いを感じて唾を出すことができなかったりするなど、食べ物を飲み込む前の準備段階の障害も含まれます。
誤嚥とは、飲食物や唾液が誤って気管(空気が通る管)に入ってしまうことです。
誤嚥をしたのち、図のように外部からの侵襲が体の抵抗力を上回ると誤嚥性肺炎になる可能性があります。誤嚥性肺炎になりにくくするためには、外部からの侵襲(誤嚥する量、誤嚥する頻度、誤嚥したものの中の細菌の数)をより少なくし、体の抵抗の部分(誤嚥したものを咳で出す力、体力、免疫力)を大きくすることが重要です。
窒息とは、鼻や口の閉鎖や誤嚥により、気道(空気の通り道)が異物で詰まってしまい息ができなくなることです。窒息事故は、嚥下障害の自覚のない高齢者に多くみられ、65歳以上で顕著に増加します。年齢を重ねるごとに歯の数が減少し、かみ砕くための筋力も弱くなるため、加齢とともに食べ物をかみ砕く機能が低下していきます。食べ物をかみ砕きドロドロにすることができず、丸呑みに近い形で飲み込むことで、気道に入ってしまった場合、窒息してしまうリスクが高くなります。
あきみつ歯科の訪問診療では摂食嚥下障害に積極的に介入しています。
ご自身やご家族が摂食嚥下障害では?と思われた方は、あきみつ歯科にご相談ください。
あきみつ歯科での摂食嚥下障害に対する診療では、患者さんやご家族以外に、介護ヘルパー、ケアマネージャー、医師、歯科医師、言語聴覚士、看護師、歯科衛生士、管理栄養士など、患者さんに関わる多職種の人が連携および情報を共有することで、患者さんの環境に最適な医療を提供しています。
誤嚥性肺炎および窒息を予防し、安全に楽しく食事ができる環境をつくることは、「生活の質(quality of life)」を向上させ、豊かな人生を送ることに繋がります。
あきみつ歯科では嚥下機能を精密に評価するために嚥下内視鏡検査を実施しております。嚥下内視鏡検査とは、鼻から内視鏡を入れた状態で、食べ物を食べているときののどの動きを観察する検査です。検査の器材はコンパクトなので、人が入れる場所なら大体どこでも検査可能です。
定期的なお口の検診やメンテナンスで、むし歯や歯周病を予防しましょう。
プロによるクリーニングとあわせて、患者さんご本人とサポートされている方にも正しいブラッシング方法の指導などを行っています。
お電話(072-233-0418)もしくは申込書を記入の上FAXを送ってください。
お申し込みの受付が完了いたしましたら初回にお伺いする日程を決定します。
あきみつ歯科の訪問チーム(歯科医師、歯科衛生士の2名)がご自宅までお伺いします。
患者さんの全身状態および口腔内の状態を把握します。
歯科医師から今後の治療計画や口腔ケアについて、患者さんや家族さん、ケアマネージャーさんに説明します。(家族さんやケアマネージャーさんが当日同席していない場合は、後日お電話にて説明いたします。)
治療計画に同意いただけましたら、治療および口腔ケアを開始します。
医療保険(歯科訪問診療料および治療費)と介護保険(歯科医師居宅療養管理指導料(月2回まで)、歯科衛生士等居宅療養管理指導料(月4回まで))の費用がかかります。
また、生活保護受給者、重度障害者医療費助成、特定医療(指定難病)受給者にも対応しています。
金額の目安については、個々の負担割合等により異なりますので、詳細についてはお気軽にご相談ください。